概要

もとす広域連合の沿革

ア）本巣郡広域連合介護保険準備室の設置（平成10年10月1日）

一層の少子・高齢化が進む中、関係町村単独での介護保険事務の実施には、人的・財政的な面で対応が困難であり、 効率的な運用面からも基盤整備やサービス提供を図るうえで総合的な事務の広域化が適切とされ、平成10年10月1日に本巣県事務所内（岐阜県本巣郡穂積町牛牧395番地）に関係町村が共同で本巣郡広域連合介護保険準備室を設置しました。

イ）もとす介護保険広域連合の設立（平成11年6月1日）

関係町村が協議により介護保険事業を実施する組織として広域連合を選択し、平成11年6月1日にもとす介護保険広域連合を設立しました。

広域的組織により介護保険事業を展開することの効果

1. もとす介護保険認定審査会の委員に的確な人材が確保でき、「公平・公正・透明・的確・迅速」な認定審査が可能となり、また各町村間の認定水準の平準化が図れます。
2. 各町村間における介護サービス基盤や体制の違いを広域的な連携で相互に補完することにより、要介護者等の選択の幅が広がり、適切かつ円滑な介護サービスの利用が可能となります。
3. 福祉・保健・医療など幅広い連携のもとでの介護保険事務等の実施にあたって情報ネットワーク化（介護保険システム等）を進めることで統一した事務処理が可能となり、業務の効率化が図れます。

広域的組織として広域連合を選択した理由

介護保険事業は、保険料を賦課徴収し、福祉・医療・保健の領域において総合的に高齢者への介護サービス等を給付する事業であることから、一部の事務を共同処理する一部事務組合よりも、広域連合の方が適切であると判断しました。

ウ）もとす介護保険広域連合事務所の移転（平成12年10月1日）

平成12年3月31日、本巣県事務所が岐阜地域振興局に統合され、事務所が閉鎖されたことにより、同年10月1日に岐阜県本巣郡真正町宗慶365番地に開設されたもとす合同庁舎に移転しました。

エ）もとす広域連合と改称（平成13年4月1日）

本巣郡内7町村が設立した4つの一部事務組合が関係町村の協議により平成13年3月31日に解散し、同年4月1日にその財産及び事務を当広域連合が承継するとともに、もとす介護保険広域連合からもとす広域連合に名称を変更しました。

一部事務組合の事務を承継した理由

1. 広域連合は、地方自治法の定めにより、国や県から権限や事務の委任を受けることができ、また、地域の将来を見据えた広域計画を作成することができるなど、一部事務組合にはない新たな機能があり、より充実した行政サービスが実施できます。
2. 広域連合は、住民の直接請求権が認められるなど、一部事務組合よりも民主的な統制が可能となる仕組みがあり、より住民に開かれた行政運営ができます。

広域連合が処理する事務

1. 介護保険法の施行に関する事務
2. 養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、老人短期入所施設、老人デイサービスセンター、老人介護支援センター及び居宅介護支援事業所の設置、管理及び運営に関する事務
3. 幼児療育センタ－の設置、管理及び運営に関する事務
4. 休日急患診療所の設置、管理及び運営に関する事務
5. し尿処理施設の設置、管理及び運営に関する事務
6. 組織市町分収林の管理、運営に関する事務
7. 障害者自立支援法に基づく障害程度区分の認定のための審査判定及び調査員の指導等に関する事務
8. 地方税法（昭和25年法律第226号）及び高齢者の医療の確保に関する法律（昭和57年法律第80号）に基づく国民健康保険税及び後期高齢者医療保険料に係る個人情報の取扱いに関する事務
9. 広域行政の推進に関する事務
10. 　公平委員会に関する事務

※2から6までの事務は一部事務組合から承継した事務です。

オ）穂積町及び巣南町の脱退、瑞穂市の加入（平成15年5月1日）

廃置分合により穂積町及び巣南町が廃されたことに伴い、両町が広域連合から脱退し、その廃された区域をもって設置された瑞穂市が新たに広域連合に加入しました。 これにより、もとす広域連合を組織する地方公共団体の数が、従来の6町1村の7団体から1市4町1村の6団体となりました。

カ）本巣町、真正町、糸貫町及び根尾村の脱退、本巣市の加入（平成16年2月1日）

廃置分合により本巣町、真正町、糸貫町及び根尾村が廃されたことに伴い、これらの町村が広域連合から脱退し、その廃された区域をもって設置された本巣市が新たに広域連合に加入しました。 これにより、もとす広域連合を組織する地方公共団体の数が、従来の1市4町1村の6団体から2市1町の3団体となりました。

キ）本巣市役所真正分庁舎内へ本庁舎事務所を移転（平成29年9月19日）

もとす広域連合総務課、介護保険課が本庁舎として使用している建物は、築50年を経過し老朽化が進み、耐震補強も未整備のままで、地震等の災害対応には危惧される状態となっていました。また、事務所も狭く、窮屈な状態となっていたため、平成29年9月19日に本巣市役所真正分庁舎内へ事務所を移転しました。

もとす広域連合を組織する地方公共団体